そんな時はプロセッサ(CPU)の型番を確認することによって対象のパソコンがどの程度の性能かを 把握することが出来ます。
型番の見方は下記になります。カタログ等では「CPU」や「プロセッサ」といった名前で表記されているかと思います。
シリーズ
シリーズ名 | 説明 | 用途 |
---|---|---|
i3 (アイスリー) |
標準CPU |
ネットサーフィン エクセルやワードの編集 |
i5 (アイファイブ) |
一般向けの高機能CPU |
動画視聴 オンラインゲーム |
i7 (アイセブン) |
高機能CPU |
動画編集やエンコード 画像処理 最新のオンラインゲーム |
世代
2017年12月現在 Core i シリーズの最新は第8世代となっています。見分け方は基本的に数字=世代なのですが 第1世代のみ世代+型番の桁数が3桁になっており、Core i7 等に続く数字が3桁の場合は第1世代になります。(世代番号が省略されている)
この世代が新しいほど(同レベルのCPUの場合)性能が上がっていると判断しても良いかと思います。
例) 「Core i7 7700」と「Core i7 6700」であれば世代の新しい「Core i7 7700」の方が性能が上になります。
世代の名称について
世代 | 名称 | 発売時期 |
---|---|---|
第1世代 |
Nehalem (ネハレム) |
2008年11月 |
第2世代 |
Sandy-bridge (サンディーブリッジ) |
2011年1月 |
第3世代 |
Iby-bridge (アイビーブリッジ) |
2012年4月 |
第4世代 |
Haswell (ハズウェル) |
2013年6月 |
第5世代 |
Broadwell (ブロードウェル) |
2015年6月 |
第6世代 |
Sky Lake (スカイレイク) |
2015年8月 |
第7世代 |
Kaby Lake (カビーレイク) |
2017年1月 |
第8世代 |
Coffee Lake-S (コーヒーレイク) |
2017年9月 |
型番
同世代の中で型番の数字が大きいほど性能が良いCPUとなります。種類
アルファベット | 説明 |
---|---|
なし | 通常CPU |
X | ハイエンド(高機能)CPU |
K | 倍率ロックフリー(オーバークロック可能)CPU |
S | 省電力CPU |
T | 省電力CPU(Sよりさらに省電力) |
P | GPU非搭載CPU |
C | 高機能GPU搭載CPU |
H | ハイパフォーマンスグラフィックス搭載CPU |
H |
ハイパフォーマンスグラフィックス搭載CPU |
HK |
ハイパフォーマンスグラフィックス搭載CPU 倍率ロックフリー(オーバークロック可能)CPU |
HQ |
ハイパフォーマンスグラフィックス搭載CPU クアッドコアCPU |
MX |
モバイル用CPU ハイエンド(高機能)CPU |
MQ |
モバイル用CPU クアッドコアCPU |
U |
省電力CPU |
Y |
省電力CPU(Yよりさらに省電力) |
世代別の性能の比較
世代 | CPU | コア/ スレッド |
クロック | 消費電力 | グラフィック | ベンチマーク (第2世代と比較) |
---|---|---|---|---|---|---|
第2世代 | Core i7 2600 | 4/8 | 3.4 - 3.8GHz | 95W | Intel HD Graphics 2000 | 8,218 (0%) |
第3世代 | Core i7 3770 | 4/8 | 3.4 - 3.9GHz | 77W | Intel HD Graphics 4000 | 9,297 (+13%) |
第4世代 | Core i7 4770 | 4/8 | 3.4 - 3.9GHz | 84W | Intel HD Graphics 4600 | 9,751 (+19%) |
第5世代 | Core i7 5775C | 4/8 | 3.3 - 3.7GHz | 65W | Intel Iris Pro Graphics 6200 | 11,033 (+34%) |
第6世代 | Core i7 6700 | 4/8 | 3.4 - 4.0GHz | 65W | Intel HD Graphics 530 | 9,879 (+20%) |
第7世代 | Core i7 7700 | 4/8 | 3.6 - 4.2GHz | 65W | Intel HD Graphics 630 | 11,025 (+34%) |
第8世代 | Core i7 8700 | 6/12 | 3.2 - 4.6GHz | 65W | Intel UHD Graphics 630 | 15,156 (+84%) |
※グラフィックの性能差については「CPU内蔵グラフィック(iGPU)とローエンドグラフィックボード(dGPU)のパフォーマンス比較様」が参考になります。